EOS-KissX3 EF50mmF1.8STM
露出計のないカメラで撮影するとき、ゾーンシステムを用い露出を決定したいのでスポットメーターを使っている。小型カメラを手持ちでスナップする時は、大きなスポットメーターであちこち露出を測っていると軽快に撮影が出来ない。
そんなときは露出計は小型の反射式のもので受光角度も標準域に近いものがいい。いくらスナップとはいえ、ゾーンシステムの考えは必要だ。そうじゃないと、シャドー部とハイライト部の濃度の決定が出来ない。少なくともゾーンⅢの濃度はとりわけ肝となる。
念のため、スマホに露出計アプリを入れているが、いくら実用に足ると言ってもこういうのはなんか違うなと思う。スマホのロックを解除してアプリを起動して。。。。ってやっているよりは、露出計を取り出してささっと測る方がいい。
液晶にデジタル表示されるものよりも、プリミティブなダイヤル式の方がいい。カメラにアクセサリーシューに付けるタイプのもあるけど、なんかカメラのデザインが壊れるような気がする。ライカメーターならデザイン的には問題ないし、シャッタースピードダイヤルと連動しているという利点もあるけど、昔のセレンのものは、精度の良いものに出会えるとは限らない。
反射式のセコニックのオートリーダー188の中古を3年ほど前に購入した。購入後、チェックしていると、2段ほどオーバーな値を示すようだ。仕方がないので、しばらくは、ISO100のフィルムをISO400の設定で使っていたが、気持ち的にモヤモヤするので、分解して調整することにした。
可変抵抗を少し回すと調整出来るので、いくつかの信頼できそうな内蔵露出計のカメラを基準にして地道に追い込んだら、満足できる調整が出来た。(多分、これでいいと思う。いいと思うけど不安と言えば不安。完全に気持ちの問題。)
それにしても、この露出計、昭和50年製造だったとは。開けてみて初めて分かった。
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