2026年9月20日日曜日

最後の一枚までよろしく

 


 オリエンタル写真工業から、モノクロ製品・生産販売終了のアナウンスがあった。

 僕が知る限り、かつて国内には、三菱、フジ、オリエンタルの3社がゼラチンシルバープリント用印画紙のメーカーとして存在していた。それぞれに特徴がある印画紙であった。三菱製紙の「月光」は冷黒調寄りで好みではなかったため、ほとんど使ったことがなかった。フジのバライタ紙「レンブラント」は素晴らしい印画紙であったのでよく利用したが、RCペーパーはベースが薄く、気のせいかプラスチック感があったためあまり使うことはなかった。

 オリエンタルには、高級印画紙の「シーガル」と廉価版の「イーグル」があったが、シーガルは高価なうえにあまりにも純黒調過ぎた。イーグルは、廉価版と言いつつも安っぽさが微塵もなく僕の好みによく合っていたので、一時期よく愛用していた。

 歴史あるブランドが消えてしまうのは寂しい限りだが、これも時代の流れで仕方がない。最後にRCの8×10(100枚入り)を一箱注文しておいた。これで、僕が使うことのできるオリエンタルの印画紙の命数が具体的になってしまった。もう新たに入手することは出来なくなるのだ。

 あとは、ハーマンテクノロジー(イルフォード、ケントメア)とフォマ、ADOXに頑張ってもらうしかないかな。もちろんOEM生産も大歓迎だが。

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